循環器内科

循環器疾患の症状チェック

以下の症状がある場合は、循環器疾患の疑いがあります。
早めに循環器内科を受診し、検査を受けられることをおすすめします。

症状について

胸が重苦しい、痛い、しめつけられる感じがある

胸が重苦しい、痛い、しめつけられる感じがある胸が締めつけられたり、強く圧迫されるような痛みが起こるのは、主に狭心症心筋梗塞のサインです。
また、胸以外の痛み(上腹部や肩、背中の痛み)がある場合も、狭心症や心筋梗塞などからくる関連痛である場合も考えられますので、よく分からない痛みがある場合は、すぐに循環器内科を受診してください。

動悸がする、脈が乱れる

動悸がする、脈が乱れる「動悸がする」とは、「胸がドキドキする」ことを指します。
拍動のリズムが乱れる不整脈が原因のこともあります。不整脈の特徴は、動いていないときにも動悸(ドキドキ)が起きることです。
また、急にドクンとする脈がとぶ、といった不整脈もあります。
1分間の脈拍が40以下と極端に遅い場合もご相談ください。
動悸に加えてむくみなどの症状がある場合は、循環器疾患の疑いがあります。

手足のむくみがひどい

手足のむくみ「むくみ」は、体の中の水分が、異常にたまった状態のことをいいます。
足のすねを押すと凹んだり、靴下のゴムあとが長時間残る、などの症状がみられます。
顔のむくみで、起床後2時間程度で引くのであれば、病気の可能性は低いと考えられますが、長時間むくんでいる場合や、体全体がむくんでいる場合などは、病気の疑いがあります。

考えられる病気

  • 心臓病
  • 血管やリンパ管の障害
  • 腎臓病や肝臓病
  • 妊娠中毒症
  • 貧血

など

心臓病について

心臓病について心臓病は、日本の3大死因のひとつです。「心筋梗塞」や「一部の不整脈」は発作が起きれば命に関わる疾患となります。
糖尿病高血圧症高脂血症があると、心疾患を引き起こしやすくなります。
小さな違和感でも放置せずに、きちんとケアをしていきましょう。

心臓病の種類

 狭心症

心臓の筋肉(心筋)に栄養や酸素を送る血管である冠動脈が、動脈硬化を起こして狭くなる病気です。
血管のけいれんによる場合もあります。

心筋梗塞

何らかの理由で血の塊が生じて、急に冠動脈を閉塞させ、心筋の一部が死んでしまう病気です。

心筋症

心筋細胞の異常で、心臓の壁が厚くなる、薄くなって伸びてしまうなどして、心臓がきちんと収縮しなくなる病気です。

閉塞性動脈硬化症

動脈硬化によって主に下半身に血流障害が出る病気です。
心臓や脳の血管も狭くなっている可能性が高くなります。

急性・慢性心不全

心臓の機能低下によって全身に血液を送る力が弱まり、さまざまな体の不調を引き起こします。

 不整脈

全身に血液を送り出す心臓のリズムが乱れる現象です。脈が速くなったりとんだりします。
不整脈には、危険なものと、特に問題のないものがあります。

心臓の検査と治療

少しでも胸の具合が悪い、脈がおかしいと思ったら、早めに検査・治療を受けましょう。
当院では、循環器内科の専門医が適切な検査と治療を行っています。

心臓の検査

レントゲン検査

肺の状態や心臓の大きさ、形、大動脈の陰影を調べます。

心電図検査

心筋の異常や冠動脈疾患、不整脈の診断に必要な検査です。状態によっては、一日中、心臓の動きを測定する「ホルター心電図」による検査も行います。

ホルター心電図(要予約)

ホルター心電図24時間かけて心臓の状態を記録し、解析します
ホルター心電図検査では携帯用の小型心電計を用いて、長時間(24時間)にわたり心電図を記録します。
この心電図の解析を通じて夜間や日常生活における心臓の動きを調べ、異常がないかを検査します。
当クリニックでは、防水タイプの機械があります(シャワー・洗髪ができます。)
※この検査をご希望の場合は、ご予約が必要です。

携帯用心電計検査(要予約)

携帯用心電計検査従来の心電図検査(12誘導心電図など)では所見がない患者さんや発作の頻度の低い患者さんに、携帯心電計を1~2週間貸し出し、日常生活での心電記録や発作時に記録することができます。
※この検査をご希望の場合は、ご予約が必要です。

心臓超音波検査(心エコー検査)

心臓の形状や弁の状態を調べます。
※この検査をご希望の場合は、ご予約が必要です。

心臓の治療

患者さまお一人おひとりの状態に合わせた、最良の治療方法を提供いたします。
主に、投薬治療生活習慣の指導を行います。

投薬治療
  • 心臓や腎臓の働きを補助する薬
  • 心筋を保護する薬
  • 血圧を下げる薬
  • 冠動脈を広げる薬
  • 心臓病の原因となる動脈硬化の進行を抑えるために、コレステロール値を下げる薬
  • 不整脈をとめる薬
生活習慣の指導

ウォーキング心臓病は生活習慣病によって引き起こされるケースが多くあるため、ウオーキングなどで運動量を増やし、食事に気をつけるなどの生活指導を行います。

高血圧について

<JSH2019>

分類 収縮期血圧 拡張期血圧
正常域血圧 正常血圧 <120 かつ <80
正常高値血圧 120-129 かつ <80
高値血圧 130-139 かつ/または 80-89
高血圧 Ⅰ度高血圧 140-159 かつ/または 90-99
Ⅱ度高血圧 160-179 かつ/または 100-109
Ⅲ度高血圧 ≧180 かつ/または ≧110

※横スクロールで全体を表示

75歳未満の成人 130/80mmHg未満
75歳以上の高齢者 140/90mmHg未満
(忍容性があれば130/80mmHg)
糖尿病患者 130/80mmHg未満
CKD患者 蛋白尿陽性 130/80mmHg未満
蛋白尿陰性 140/90mmHg未満
脳血管障害患者 140/90mmHg未満※
冠動脈疾患患者 130/80mmHg未満
抗血栓薬服用患者 130/80mmHg未満

※両側頸動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞がない場合は130/80mmHg未満

※横スクロールで全体を表示

高血圧の合併症

粥腫(アテローム)形成され、動脈硬化が形成され「脳血管障害」「心臓疾患」「腎臓疾患」「血管疾患」を来します。

  • 脳卒中(脳出血・脳梗塞)
  • 虚血性心疾患
  • 高血圧性心臓病
  • 心肥大・心不全
  • 腎機能障害
  • 動脈瘤
  • 閉塞性動脈硬化症
  • 高血圧性網膜症

など

家庭血圧測定

日本高血圧学会による「家庭血圧測定条件設定の指針」

  1. 測定部位:上腕が推奨。
  2. 朝の場合は、起床後1時間以内、排尿後、服薬前、朝食前の安静時、座位1-2分後に測定
  3. 夜の場合は就床前の安静時、座位1-2分後に測定
  4. 朝夜の、任意の期間の平均値と標準偏差によって評価
  5. 家庭血圧は135/85mmHg以上は治療対象、125/75mmHg未満を正常血圧
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電話TEL:092-771-6679電話TEL:092-771-6679 初診ネット予約初診ネット予約 お問い合わせお問い合わせ